不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/15

シェアがコンセプトの大型分譲住宅、販売好調

モデル棟の外観
玄関からも直接アクセスできるLDKに隣接したマルチスペース

 ポラスグループの中央グリーン開発(株)は12日、分譲地「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」(千葉県船橋市、全62棟)の第6期販売を開始した。

 新京成線「二和向台」駅徒歩8分に立地。雨水貯留施設を地下に設置し、空いたスペースを公園として整備。一般的な調整池と比較してコンクリート量や土の搬出量などの大幅な削減を実現した。公園に隣接した緑道も設け、各所にベンチも用意し、同分譲住宅の入居者や近隣住民の憩いの場としていく。なお、公園や緑道の保有者は船橋市。

 同分譲地では、シェアをコンセプトに設定。オーナーから敷地を拠出してもらう形で、共用の散策路を設け、防災ベンチも設置した。敷地内には1台分のカーシェアポートを設け、平日で4時間当たり700円と安価で住民が利用できるようにする。今後、管理組合を設立し、カーシェアの運営なども含め入居者が分譲地全体を管理する体制を構築。イベント開催等もサポートすることで、コミュニティ形成を促す。

 建物プランは、在宅ワークができるスペースの需要を踏まえ、LDKに隣接したマルチルームや小上がり付きのほか、コロナ禍でも自宅で楽しめる空間提案としてアウトドアリビング付きなどを用意した。

 2021年4月より第1期販売を開始。これまでの問い合わせ数は751組で、59棟が契約済み。契約者は、平均年齢34.1歳と、都内に通勤するファミリー層がメインで、同市内在住者が33%、東京都在住者が14%。第6期1次の販売棟数は1棟、価格は4,880万円。土地面積136.27平方メートル、建物面積105.57平方メートル、間取りは4LDK。19日より同2次(2棟)の販売を開始する予定。今回の販売が最終期。

 なお、同社では、隣地の用地も取得済みで、そこでも同様のコンセプトで計95棟の住宅を分譲する計画。

雨水貯留施設を地下に設置し、空いたスペースを有効活用した公園
公園に続く敷地に設けた緑道。ヤシの木を植えたほか、ベンチも設置

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