不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/15

ESR、福岡・甘木で九州初の物流施設開発

「ESR 福岡甘木ディストリビューションセンター」イメージ

 ESR(株)は15日、物流施設「ESR 福岡甘木ディストリビューションセンター」(福岡県朝倉市)を着工したと発表。同社の九州地方初のプロジェクトとなる。

 大分自動車道「甘木IC」より1.7km、大分自動車道・九州自動車道・長崎自動車道「鳥栖JCT」より14kmに位置。九州全域への配送を網羅する立地となる。

 敷地面積4万266平方メートル、延床面積7万724平方メートル、耐震構造鉄骨造地上3階建て。

 スロープで2階まで直接アクセスでき、1階は積み替えを中心とした拠点機能としても対応できるよう、建物両面にトラックバースを配置する。2階は天候に左右されることなく入出庫が可能な中央車路式を採用。トラックバースには1・2階あわせて大型車最大86台、4tトラックは最大124台の接車が可能となる。

 倉庫部分の1階は作業効率の高い最大約5,300坪のワンフロアオペレーションタイプとし、2・3階は保管効率の高いメゾネットタイプに。各区画に荷物用エレベータ―2基と垂直搬送機1基を標準装備し高い縦搬送能力を備えた設計としている。最小賃貸区画は約1,500坪、最大8テナントに分割が可能となる。

 環境負荷低減に配慮し、CASBEE「A」評価基準を満たす建築計画を実施。全館LED照明・トイレ・共用部に人感センサーを設置する等、環境配慮型照明システムを導入する他、従前より敷地内に設置されている井戸から緑地散水を行なう等、地域の豊富な地下水の有効活用にも取り組む計画としている。

 総投資額は約125億円。竣工は2022年12月27日の予定。

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