不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/19

営業改善で受注は好調/アールシーコア22年3月期2Q

 (株)アールシーコアは18日、2022年3月期第2四半期決算(連結)の説明会を動画配信で行なった。

 当期(21年4月1日~9月30日)は、売上高82億2,300万円(前年同期比7.9%増)、営業損失6,400万円(前年同期:営業損失3億7,900万円)、経常損失8,100万円(同:経常損失3億9,200万円)、当期純損失2,100万円(同:当期純損失3億3,100万円)だった。

 ウッドショックによる部材納期や工期の長期化、利益率の圧迫等により損失を計上した。コロナ禍で住宅展示場への新規来場者は、大幅に減少した前年同期並みに留まるなど厳しい事業環境となったものの、同社会員向けのPRを強化するなど営業効率の改善等により、受注棟数452棟(前年同期比21.0%増)、期末の受注残高は84億5,400万円(同13.6%増)とコロナ前の水準にまで回復。受注残高は132億8,000万円(同7.0%減)だった。また新事業として、住民のコミュニティ支援も含めた分譲地開発「FuMoTo事業」、ログ小屋シリーズ「IMAGO」の新商品である車輪付きログ小屋(車両)のプロジェクトをスタートしている。

 セグメント別では、直販部門は、期初の受注残が順調に引き渡しに移行できた結果、売上高が27億1,000万円(同15.1%増)、セグメント利益が3億800万円(同44.5%増)に。受注高は、24億3,600万円(同8.2%増)だった。販社部門は、原材料の調達遅延などにより、売上高が36億500万円(同3.4%減)となったものの、前期の貸倒引当金計上の反動等によりセグメント利益が2億3,400万円(同237.5%増)となった。受注高は、21億4,900万円(同4.0%増)。連結子会社である(株)BESSパートナーズでは、売上高は32億1,900万円(同23.1%増)、セグメント利益は1億2,000万円(前年同期:セグメント損失3,000万円)。受注高は、新たに加わった営業拠点の本格稼働や既存拠点の営業力強化により、38億6,800万円(前年同期比23.8%増)。

 通期予想は、ウッドショックの影響等を踏まえ一部を下方修正。売上高165億円、営業利益8,000万円(当初予想比2億2,000万円減)、経常損失3,000万円(同2億3,500万円減)、当期純損失3,000万円(同1億7,000万円減)を見込む。早期着工推進で売上回転率を向上するほか、木材の調達ルートの拡大、販売価格の変更等によりウッドショック対策を強化する。受注棟数は1,000棟超を目指す。同社代表取締役社長の二木浩三氏は、「下期では、『FuMoTo事業』や車輪付きログ小屋の展開を本格化することで、当社の新たな強みとしていきたい」などと語った。

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