不動産ニュース / 開発・分譲

2021/12/1

東建、和光市で公民連携の温浴施設を開業

「おふろの王様 和光店」外観
男女とも9種類のお風呂、2種類のサウナを設置

 東京建物(株)のグループ会社である東京建物リゾート(株)は1日、4日に開業する温浴施設「おふろの王様 和光店」(埼玉県和光市)を報道陣に公開した。

 「おふろの王様」は、1999年から土地の有効活用事業として事業を開始。東京建物が土地オーナーから土地を定期借地契約で借り上げ、同社負担で施設を建設。東京建物リゾートが運営するスキームで、これまで12施設を開業(3施設は定借期間満了で閉店)。「和光店」は、M&A等を除くと2011年の「大井町店」以来10年ぶりの新規開業で、現時点で10施設目となる。

 東武東上線・東京メトロ有楽町線・同副都心線「和光市」駅徒歩12分、和光市の児童センター・市民プール跡地を公民連携で再開発した複合施設「わぴあ」内に立地。東京建物グループは、エリアににぎわいをもたらすための民間収益施設の開発・運営事業者として19年のコンペに参加し当選。和光市から敷地の一部を借り上げ(期間25年)、温浴施設、駐車場、広場・オープンスペース等を整備した。

 施設部分の敷地面積は約1,270平方メートル。建物は3階建て、延床面積約3,585平方メートル。男女とも9種類のお風呂、2種類のサウナを設置。付帯施設としてレストラン、ボディケア・あかすり・エステのほか、1階にオープンカフェ、コワーキングスペースも設けた。入館から各施設の利用、精算まで完全非接触で対応。レストランはフリーWi-Fi、一部座席にはコンセントを備え、コワーキング利用にも対応する。

 公民連携事業への参画にあたり「地域に住む子育て主婦や働く女性を応援する施設」という条件が出されたことから、初の試みとして2階部分に20~30歳代女性をメインターゲットにした休憩ラウンジ「かまくらうんじ」を設置。女性スタッフがデザインした室内は、「かまくら」のフォルムに合わせ曲線的なイメージで統一、カフェも併設する。利用には、入館料(大人平日950円、休日1,050円)とは別に500円(館内着込み、休日600円)が必要。入館者の3割の利用を見込んでいる。

 同日会見した東京建物リゾートホットネス事業部長の日髙 毅氏は「かまくらうんじは、おふろの王様のプロモーションとはまったく別に、ティザーサイトやインスタグラムを使ってプロモーションしてきた。これまでの当社の施設利用者の男女比率は男性55:女性45。働く女性に圧倒的に支持されている大井町店は一時期女性利用者が7割に達した。当施設も大井町店同等の女性利用を目指す」と抱負を語った。
 初年度は年間利用者50万人、23年度は60万人を見込む。「一般的な温浴施設は半径5kmが商圏だが、当施設は駅にも近いことから、電車を利用し“かまくらうんじ”目当てに来館される方々も取り込みたい」(日髙氏)。

有料休憩スペース「かまくらうんじ」。女性スタッフのチームが室内デザインを担当。「インスタ映え」する曲線的な空間とした
1階のレストランや休憩スペースはフリ―Wi-Fiとコンセントを設置。コワーキングスペースとしても利用できるようにした

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コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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