不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/1/28

不動産事業が好調/ヒューリック21年12月期

 ヒューリック(株)は28日、2021年12月決算(連結)を発表した。

 当期(21年1月1日~12月31日)は、売上高4,470億7,700万円(前期比31.6%増)、営業利益1,145億700万円(同13.8%増)、経常利益1,095億8,100万円(同14.5%増)、当期純利益695億6,400万円(同9.3%増)となった。

 主力の不動産事業は、前期と当期に竣工・取得した物件によりオフィス等の不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売上も順調に推移した。その結果、セグメントの営業収益は4,267億1,100万円(同35.5%増)、営業利益は1,312億4,500万円(同13.7%増)。

 ホテル・旅館事業は、観光ビジネスにかかる組織再編等を通じてコスト削減をはかったものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一部店舗の一時休業、稼働率の低下、レストランや宴会等のキャンセルが生じたことにより売上が伸び悩んだ。結果、セグメントにおける営業収益は166億6,500万円(同5.7%減)、営業損失79億9,500万円(前年同期:営業損失74億9,200万円)だった。

 次期は、営業利益1,230億円、経常利益1,150億円、当期純利益750億円を見込む。売上高は販売用不動産の売買動向で大きく変動する可能性があるとして非開示。

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