伊藤忠商事(株)は2日、オープンエンド型非上場私募不動産投資法人(私募リート)の新設を発表。同時にグループの不動産アセットマネジメント会社の再編も明らかにした。
新設した私募リートは「アドバンス・プライベート投資法人」。投資対象を特定用途の不動産に限定しない総合型私募リートとして、7月をめどに運用開始する予定。
これに併せて連結子会社のADインベストメント・マネジメント(株)と、伊藤忠リート・マネジメント(株)を合併。運用ノウハウの共有・物件情報・取得力強化が目的で、合併期日は6月1日。合併後は運用資産の合計取得額は5,500億円超に達する見込み。商号は「伊藤忠リート・マネジメント(株)」となる。
同社は、住宅系の上場リートであるアドバンス・レジデンス投資法人(ADR)、物流系の伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(IAL)に加えて、新設した私募リートの運用も手掛けていく。