不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/18

「御堂筋ダイビル」、健康・環境配慮ビルに

建て替え後の完成予想図

 ダイビル(株)は18日、「御堂筋ダイビル建替計画」の新築工事に着手した。

 2020年12月末に閉館した「御堂筋ダイビル」の跡地に新たなオフィスビルを建設する。開発地は、Osaka Metro御堂筋線「本町」駅徒歩3分、同御堂筋線「心斎橋」駅徒歩5分。敷地面積約1,577平方メートル。新設する建物は、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下1階建て、延床面積約2万300平方メートル。

 4~19階をオフィスフロアとする。フロア当たりの面積は200坪強で、レイアウトしやすい無柱・整形空間とする。3階までの低層階は、店舗、テナント専用ラウンジ、カフェ、テラス、貸会議室等で構成する。

 利用者が身体的、精神的に健康になれるビルを目指し、自然光で満たされる「Wellness 階段」や、外気に触れて気分転換ができるリフレッシュテラスを各階に導入。(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)による「CASBEE-WO(ウェルネスオフィス)」で最高評価のSランクを取得する予定。

 BCP対応として、制振ブレースやオイルダンパーを使った制振構造を採用。停電に備え、72時間運転可能な非常用発電機を設置し、防災設備、照明、トイレなど主要機能への電力供給を可能とする。電気室を最上階として、水害に備える。

 環境面では日射による環境負荷を抑制する水平フィンの取り付けや自然換気システム等の採用により、「CASBEE 大阪みらい」で最高評価のSランクを取得する予定。脱炭素に向けCO2フリー電力も導入する。

 竣工は、24年初旬の予定。

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