不動産ニュース / その他

2022/2/28

3Dプリンター住宅とPLATEAUが受賞

 日本不動産金融工学学会(JAREFE)は26日、定期大会をオンラインで開催した。

 総会では、JAREFE賞とJAREFE論文賞の授賞式を開催。JAREFE賞は椙山女学園大学教授の前川俊一氏、JAREFE論文賞は敦賀智裕氏が受賞した。

 総会後には、昨年度に創設したJAREFEイノベーション賞の授賞式も開催。同賞は、実務セッションで発表された不動産ビジネスのうち顕著なイノベーションを行なった個人または団体に対して授与するもの。今回は20のビジネスプロジェクトの中から、ビジネス部門ではセレンディクス(株)(兵庫県西宮市、代表取締役:小間裕康氏)の「3Dプリンター住宅“SPHERE”」、インフラストラクチャー部門では国土交通省都市局Profect PLATEAUの「3D都市モデル」を選出した。

 セレンディクスは、3Dプリンターを活用した球体の住宅開発を手掛けるベンチャー企業。建設費用総額300万円以下で供給することで住宅ローンから解放された生活の実現を目指し、3Dプリンターで球体の住宅を24時間以内でつくる事業を推進している。
 PLATEAUによる3D都市モデルは、まちづくりのDXを推進し、課題解決を図る目的で制作された。既存の地図データ等を3D化したことで高度なシミュレーション等ができる。

 授賞者による講演も行なわれ、セレンディクス執行役員COOの飯田國大氏は同社の取り組みを紹介。「300万円で供給することで、2035年の大阪万博以降には、すべての人から住宅ローンなくしたい」と語った。
 また国土交通省都市局都市政策課課長補の内山裕弥氏は、Project PLATEAUの特徴、ユースケースなどを分かりやすく解説。「都市のデジタイズを目指しているものではない。まちづくりのDXを目指し引き続き取り組みを進めていく」と語った。

 なお大会では、摂南大学経済学部教授の植杉 大氏が座長を務めるグループによる「不動産市場分析」、ビットリアルティ(株)取締役副社長の谷山智彦氏が座長を務めるグループ「不動産と都市経済分析の新潮流」の研究発表が行なわれたほか、学生による研究発表「次世代セッション『ESG投資』」も開催された。

セレンディクス執行役員COO・飯田氏の講演の様子
インフラストラクチャー部門では国土交通省都市局のProfect PLATEAU「3D都市モデル‐PLATEAU」が受賞

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