
大和ハウス工業(株)と西部ガスグループの西部ガス都市開発(株)は11日、「研究開発次世代拠点」(福岡市西区)を着工した。
大和ハウス工業と西部ガス都市開発が、ダイハツ九州(株)と福岡市が所有していた土地を購入し、研究開発施設を主体とした複合施設を開発。福岡市や九州大学との連携・協働を促進することで、産学官連携による研究開発・交流の拠点を創出する。
JR筑肥線「九大学研都市」駅よりバスで約11分の立地。敷地面積3万1,224.68平方メートル、延床面積2万8,296.86平方メートル。研究開発棟(レンタルオフィス・ラボ)、商業棟(BOOK&CAFE)、テナント棟、学生向け賃貸マンション(住居棟)で構成する。
「BOOK&CAFE」では、西部ガス都市開発とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が共同運営する「蔦屋書店」などが出店。研究開発棟では、正晃(株)が、実験機器の共有や研究資材の共同購入など持続的研究活動推進に向けたサービスの企画立案を主体となって行なう予定。施設全体の維持・管理は、大和ハウスリアルティマネジメント(株)が担う。
竣工および開業は23年3月の予定。