不動産ニュース / 開発・分譲

2022/4/8

パルコがレジデンス事業に参入

「(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画」外観完成イメージ

 (株)パルコは7日、新たにレジデンス事業に参入すると発表した。

 同社は、「大丸」「松坂屋」「PARCO」を展開するJ.フロント リテイリンググループ(JFRグループ)が掲げる中期経営計画の重点戦略の一つ、ディベロッパー戦略の中核を担っており、グループ保有不動産の有効活用および不動産ポートフォリオの拡大に向け、事業パートナーと共に賃貸・分譲マンション3件の開発を推進する。

 賃貸マンションは「(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画」(名古屋市中区、総戸数205戸)および、「(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画」(横浜市中区、総戸数160戸)の2棟を開発。

 「(仮称)名古屋市中区千代田賃貸マンション計画」は、名古屋市営地下鉄名城線「東別院」駅徒歩9分に立地。名古屋都心部へのアクセスがよく、食品スーパーに隣接する利便性の高い立地。敷地面積2,002.36平方メートル、延床面積1万1,457.19平方メートル、鉄筋コンクリート造地上12階建て。単身者からファミリー層までの幅広い世帯をターゲットに、1K80戸、1LDK40戸、2LDK42戸、3LDK43戸(専有面積28.5~69.0平方メートル)を用意する。1階には居住者専用のラウンジやプライベートブースを備えたコワーキングスペースも設置する。賃料は未定、入居時期は2023年9月の予定。

 「(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画」は、横浜市営地下鉄「関内」駅徒歩3分に立地。同社運営のショッピングモール「カトレヤプラザ伊勢佐木」に隣接した生活利便性の高い立地。敷地面積1,882.22平方メートル、延床面積8,801.88平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て。社宅利用の法人や単身者、DINKS をターゲットに、1K56戸、1DK40戸、1LDK64戸(専有面積29.19~39.31平方メートル)を計画。住戸内にはリモートワークができる備え付けデスクも配置する。また、災害時に居住者や地域住民が避難・防災拠点として利用可能な「防災井戸」、「かまどベンチ」、「マンホールトイレ」も設置する。賃料は未定、入居時期は23年8月の予定。

 分譲マンションについては、同社が保有する土地において、三井不動産レジデンシャル(株)を事業パートナーとして開発する。商業、ビジネスの中心エリアに近い閑静な住宅街で、都心居住型のハイグレードな分譲マンションを計画している。

「(仮称)横浜市中区賃貸マンション計画」外観完成イメージ

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