不動産ニュース / 開発・分譲

2022/4/14

東急不、コンパクトビルで新ブランド

「COERU SHIBUYA」外観完成イメージ

 東急不動産(株)は、コンパクトビル新ブランド「COERU(コエル)」の展開を開始する。

 同シリーズは、オフィス・商業の用途を限定せず、延床⾯積500~1,000坪、基準階⾯積30~100坪前後、1フロア1テナントの規模感で開発。東京都心部および準都心部エリアを中心に展開する予定で、初弾として鉄骨造・木造のハイブリッド構造の「COERU SHIBUYA」(東京都渋谷区)の開発を推進している。

 外装やエントランスには、木材を使用したナチュラルで温かみのある意匠を採用。東急不動産ホールディングスグループのサステナビリティビジョンのもと、適切な緑地⾯積の確保や木材使用による環境負荷の軽減を目指すほか、再生可能エネルギーも積極的に活用。4月に業務提携した(株)再生建築研究所の建築手法「再生建築」を活用した物件も組み込む予定。

 一部の物件では、内装付・内装家具付オフィスを導入して入居者ニーズに応じたフレキシブルなフロアメニューを提供。また、物件により屋上テラスやオープンパントリーも計画する予定で、オープンでフラットな空間を創出することで、建物全体でのコミュニケーションも誘発する。

 初弾の「COERU SHIBUYA」は、オフィスや来店型オフィス、店舗、サービス店舗等、幅広いニーズに対応。会議室やフォンブースを設置し、家具もセットアップしたフロアも用意している。JR・東京メトロ、東急田園都市線ほか「渋谷」駅徒歩6分、同社本社が位置する「渋谷ソラスタ」隣接地に位置。敷地⾯積174.56平方メートル、延床⾯積1,408.19平方メートル、鉄骨造一部木造地上13階建て。外部から視認性の高いファサード2⾯に、ラチス状の木・鉄骨のハイブリッド耐震システムである「木鋼組子(前田建設工業(株)と(株)ホルツストラが共同開発)」を国内で初めて採用。上階の梁に木質ハイブリッド集成材も使用した。2022年6月末に竣工する予定。

 以降は、「(仮称)渋谷1-3計画」(東京都渋谷区、約350坪、22年度竣工)、「(仮称)芝五丁目計画」(東京都港区、約450坪、23年度竣工)、再生建築を活用した「(仮称)太子堂一丁目計画」(東京都世田谷区、約650坪、23年度竣工)など7物件を計画する。

内装イメージ

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