不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/19

三井不他、神宮外苑28haのまちづくり計画公表

防災拠点となる広場の整備イメージ

 三井不動産(株)は19日、宗教法人明治神宮、(独)日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事(株)と進めている、神宮外苑地区(東京港区他)におけるまちづくり計画のイメージを明らかにした。

 2018年に「東京都が東京2020大会後の神宮外苑のまちづくり指針」を策定。20年に東京都公園まちづくり制度実施要綱に基づき公園まちづくり計画の提案書を提出、21年7月に同制度の適用許可を受けて都市計画提案、22年3月に東京都から都市計画決定の告示がなされた。

 整備エリアは東京都港区北青山一丁目、同新宿区霞ヶ丘町等にかかる約28.4ha。「スポーツを核とした神宮外苑地区の新たな100年に向け、誰もが気軽に訪れ楽しむことができる公園の再編と、広域避難場所としての防災性を高める複合型の公園まちづくり」をビジョンに、24年着工・36年全体竣工を目指す。具体的な整備計画は関係機関等と今後協議を進めていく。

 整備に当たっては、既存施設で現在行なわれている協議の継続に配慮しながら、地区内の老朽化したスポーツ施設等の建て替えを進めていく。将来的には、大規模スポーツ施設が集積する国内外から人が集まる地域をつくる。

 地域内の樹木に関しては、樹木の状態などを詳細に調査しながら、極力保存・移植を進めていく方針。

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