不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/23

野村不動産グループ、25年に芝浦へ本社移転

 野村不動産ホールディングス(株)は23日、同社および野村不動産(株)をはじめとするグループ各社の本社を、2025年2月竣工予定の大規模複合開発「芝浦プロジェクト」(東京都港区)S棟に移転すると発表した。

 同社は4月に新たな中長期経営計画(23年3月期から31年3月期)を発表。30年をターゲットとするグループビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developer へ」のもと、高い利益成長と高い資産・資本効率の実現を掲げた。ビジネス領域の拡大とその基盤となる組織としての継続的な成長を目指すべく、本社移転を決定した。

 移転プロジェクトを通じて「ウェルビーイング」、社員が自然にグループビジョンを理解・体感できる「エンゲージメントハブ」、多様な社員が積極的に協同し、知恵を出しあう仕組みを備えた「ダイバーシティ&インクルージョン」の3つの環境を整備。「芝浦プロジェクト」で提案する、空・海・緑の中でワーカー自身がその日を働き方をデザインする新たな働きかた「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」の実現を目指していく。

 本社移転に向けて、22年10月よりS棟竣工後に建て替えを予定する「浜松町ビルディング」に移転後のワークスタイルを見据えたモデルオフィスも開設。より効果的な環境の構築や働き方を検証し、新本社の企画に生かしていく。

 野村不動産代表取締役社長の松尾大作氏は「“芝浦プロジェクト”は非常に魅力的なプロジェクトだ。新しい時代にどうやって対応していくか、野村不動産として“もう一段”の成長を目指すため、芝浦に本社を移転する。これまで以上にチャレンジングな組織風土の醸成ができると考えている」などと述べた。

 「芝浦プロジェクト」については同日配信のニュースも参照。

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