不動産ニュース / 開発・分譲

2022/6/13

名古屋・錦に地上41階建てタワー/三菱地所ほか

「(仮称)錦三丁目 25 番街区計画」外観イメージ

 三菱地所(株)、(株)パルコ、日本郵政不動産(株)、明治安田生命保険相互会社、(株)中日新聞社は、7月1日に「(仮称)錦三丁目 25番街区計画」(名古屋市中区)に着工すると発表した。

 国内外の文化・交流価値創造拠点をコンセプトに、名古屋の新たなランドマークとなるシンボルタワーを建設する。地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結。敷地面積4,866.40平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上41階地下4階建て、延床面積約10万9,700平方メートル。区分所有建物で、パルコが所有し運営する商業施設(地下2~地上4階)、三菱地所・日本郵政不動産・明治安田生命保険・中日新聞社が共有し、賃貸するシネコン(5~9階)、オフィス(12~30階)、ホテル(10・11・31~41階)で構成する。

 ホテルゾーンは、米ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が進出し、「コンラッド名古屋」(客室数170室)をオープンする。スタンダード客室で面積が約50平方メートルと、名古屋地区で最大級の広さとなる。料飲施設4店舗、ジム、スパ、屋内プール、エグゼクティブラウンジ、最大約180名収容可能なボールルームや会議室などを用意。国内外の富裕層観光客、VIPなど新たな顧客層の獲得に寄与することで名古屋の都市ブランド力向上に貢献する。
 オフィスゾーンは、3層吹き抜けのスカイロビーを設置。総貸付面積約2万5,000平方メートル、基準階面積約1,600平方メートルのオフィスを用意する。また、新たなビジネスの創発を目的に、コワーキング、カンファレンス、ライブラリー、プライベートワーキング機能等も整備し、2フロアに集約。企業・学生・市民などのコラボレーションを創出する。シネコンゾーンは「TOHOシネマズ」が栄エリア初進出。商業ゾーンは、パルコが高級感のある商業施設を展開する。
 地下鉄と地下街を接続するほか、低層部屋上には、商業施設・シネコンロビーと隣接した憩いの空間を整備し、エリア全体の回遊性の向上を図る。

 「名古屋市建築物環境配慮制度(CASBEE 名古屋)」においてSランクを目指し、敷地内で緑化面積20%以上を確保するほか、建物内に地域冷暖房などを導入。防災のため、複数の非常用発電機と防災備蓄倉庫も整備する。

 竣工は2026年3月、開業は同年夏頃の予定。

「スカイロビー」イメージ

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