野村不動産ホールディングス(株)は28日、2023年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(22年4月1日~6月30日)は、売上高1,997億2,100万円(前年同期比36.3%増)、営業利益372億8,900万円(同22.3%増)、営業利益・持分法投資損益・企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費を足した事業利益は389億7,400万円(同27.7%増)、経常利益は363億800万円(同30.5%増)、四半期純利益は269億3,300万円(同44.8%増)と増収増益となった。
住宅部門は、住宅分譲事業で計上戸数が1,378戸(同731戸増)と大幅に増加。売上高は913億7,400万円(同96.1%増)、事業利益101億1,800万円(同483.3%増)と大幅な増収増益に。通期の計上予定売上高に対する契約進捗率は86.0%、契約済み未計上残高は3,326戸(同214戸減)だった。
都市開発部門は、収益不動産事業において物件売却収入が増加したが、売却利益は減少。売上高は752億3,100万円(同11.3%増)、事業利益は221億1,800万円(同5.0%減)となった。仲介・CRE部門は、売買仲介事業の取扱高が増加したが、事業量拡大を見越した人材・店舗・システム投資により、売上高107億4,800万円(同1.2%増)、事業利益30億7,200万円(同3.9%減)を計上した。
通期では、売上高6,800億円、営業利益905億円、事業利益970億円、経常利益850億円、当期純利益570億円を見込む。