不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/6

ESR 、M&Gリアルと物流施設開発で資本提携

「ESR名古屋南ディストリビューションセンター2」完成イメージ

 ESR(株)は5日、ESRグループとM&Gリアル・エステート・アジアが、日本の物流施設開発で資本提携したと発表した。

 M&Gリアル・エステート・アジアは、英国資産運用大手のM&Gインベストメントのアジアにおける不動産運用部門。ESRとは3回目のコラボレーションとなり、開発段階からの提携は初となる。
 東京、大阪、名古屋で物流施設を開発するために、同社が運用する「M&Gアジア・プロパティ・ファンド」を通じて資本提携した。同社が最大3億5,000万米ドル(約486億円)を出資し、ESRが開発・管理を行なう。物流施設のポートフォリオの総資産額は10億米ドル(約1,388億円)に拡大する見通し。

 第1号案件は、マルチテナント型物流施設「ESR名古屋南ディストリビューションセンター2」(名古屋市港区)の開発。国道23号(名四バイパス)「竜宮IC」約1.8km、名古屋高速3号大高線「笠寺IC」約2.8kmに立地。敷地面積2万3,775平方メートル。耐震構造4階建て、延床面積4万8,753平方メートル。
 全館LED照明で断熱性の高い外壁を採用。ヒートポンプ式空調や節水器具等省エネルギーの最新設備機器を導入し、環境負荷低減に配慮する。「CASBEE」Aランク認証を取得する予定。

 M&Gリアル・エステート・アジアが、同ファンドを通じて、同施設の開発にかかる出資額の過半を負担し、ESRが完成後の施設運営を担当する。

 着工は2022年11月1日、竣工は23年10月31日の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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