不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/12

東急不、南砂町・柏両物流施設が満床に

「LOGI’Q南砂町」外観

 東急不動産(株)は12日、物流施設ブランド「LOGI’Q(ロジック)」において、6月に竣工した「LOGI’Q南砂町」(東京都江東区)が満床で稼働し、また開発中の「LOGI’Q柏」(千葉県柏市)も満床で着工したと発表した。

 「LOGI’Q南砂町」は、同社の独自開発としては初の都市型開発物件。首都高速中央環状線「清新町」ICから約2.8km、首都高速9号線深川線「木場」ICから約4.0kmと、都心部エリアはもちろん、関東全域への即日配送可能な立地となっている。加えて、東京メトロ「南砂町」駅から約1.4km、都営バス「葛西橋」バス停から徒歩1分と、倉庫内で勤務する人材の確保に恵まれた立地。大手物流会社による1棟での入居が決定している。
 敷地面積は約5,554平方メートル。建物は鉄骨造6階建て、延床面積は約1万6,100平方メートル。

 非常用発電機を設置した他、河川の氾濫に備えて高圧受電設備(キュービクル)、室外機等の各種設備機器、および防災センターを同社想定浸水ラインよりも上部に設置することにより、災害時の影響を抑制し、オペレーションの機能回復までの時間を短縮する。また、セコム(株)と連携し、世界的認証機関であるSGSグループである日本法人SGSジャパン(株)が認証する「竣工前評価証明書」を取得。セキュリティーを重視するテナント企業の要望に対応した。

 「LOGI’Q柏」の開発地は、柏インターの至近で、国道16号線と常磐自動車道とのクロスポイントに位置。関東・東北方面への広域配送に加え、東京都心への即日配送も可能な立地となる。また、バス・自転車等での通勤により倉庫内で勤務する人材の確保も可能なエリア。

 敷地面積は約1万3,691平方メートル。建物は鉄骨造4階建て、延床面積は約3万3,954平方メートル。施設内は2層使いが可能なスロープ型で、保管ニーズ・通過型ニーズに対応。1階バースと2階バースへの動線を分離し安全性も確保している。

 竣工は2023年8月末の予定。

「LOGI’Q柏」イメージ

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