不動産ニュース / リフォーム

2022/10/21

空き家をゴルファーをターゲットにした宿泊施設に

「緑邸」外観

 FANTAS technology(株)は、宿泊施設「緑邸(りょくてい)」(千葉県夷隅郡大多喜町)を11月1日にグランドオープンする。

 いすみ鉄道いすみ線「城見ヶ丘」駅から徒歩20分に立地する築120年超の古民家(空き家)を取得し、1棟貸しのゲストハウスに改修した。敷地面積は1,611.32平方メートル、木造1階建てで、延床面積は171.46平方メートル。

 物件から車で20分以内の圏内にゴルフ場が20ヵ所も点在するという地域特性を生かし、メインターゲットを20~30歳代のゴルファーに設定。ゴルフ場に併設されている宿泊施設はビジネスタイプが多く、グループで宿泊できる施設が少ないことから、1棟貸しの宿泊施設とした。同社の空き家再生プロジェクトにおいて、宿泊施設として再生した初の事例となる。

 敷地の一部に人工芝を敷設したアプローチ練習場を設置。テーブル、椅子、コンロといったBBQ用品も完備しており、屋外でBBQを楽しみながらゴルフ練習もするといった利用も可能にしている。キッチンには調理器具や調味料なども用意。全員が着席できる長テーブルと椅子も備えており、調理を楽しみながらみんなで食事をしたり会話を楽しんだりできるような空間としている。テーブルには電源を複数用意、Wi-Fiも完備しており、ワーケーション需要にも対応可能。

 ゲストルーム(寝室)としてツインルーム2室、トリプルルーム1室があり、リビングのソファベッドと合わせ最大7名まで宿泊できる。宿泊料は、1人1万7,000円(食事なし)。

敷地内には人工芝のアプローチ練習場を完備
室内は建物の持ち味を生かして再生(写真はリビング)

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古民家

建築後、長い年月を経過した住宅。地域の歴史や風土を反映しやすく、単に「民家」と呼ばれることが多い。その価値に着目して、移築や再利用されることもある。

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