不動産ニュース / その他

2022/10/24

内装用桐パネルに合う「KIRIHAKO」を開発

手前に並んでいるのが「KIRIHAKO」のサンプル品。奥の壁面パネルが「KIRINOKA」の「シャイニーウッド」
モデルハウス外観

 ポラスグループの中央住宅(株)は、戸建分譲住宅地「フレーベスト新河岸 WA-plus」(埼玉県川越市、全41棟)のモデルハウスにインテリア用の桐製品「KIRIHAKO(きりはこ)」を展示。24日、報道陣に公開した。

 春日部桐箱工業協同組合や建材メーカー・厚川産業(株)と協同で、埼玉県春日部市の伝統手工芸品「桐箱」の住空間への転用と地域産業の活性化のために、住宅の壁面に使う内装用無垢桐パネルを2013年に開発。20年に「KIRINOKA(きりのか)」としてブランド化した。ブランド化以前も含めて、中央住宅の分譲戸建住宅約800~1,000棟で採用している。

 今回発表した「KIRIHAKO」も3者共同で開発。中央住宅戸建分譲設計本部設計一部部長の野村 壮一郎氏は「壁材と統一感のある雑貨や家具といったインテリアも併せて提案することで顧客満足度の高い住空間を提案したいという思いで開発した」と述べた。

 「KIRIHAKO」では、数種類の桐箱に「KIRINOKA」の「シルキーウッド」「シャビーウッド」「シャイニーウッド」のデザイン23パターンに合わせた塗装を施す。「KIRINOKA」が採用された分譲住宅の購入者に向けて、ポラスグループである(株)住宅資材センターのインテリアコーディネーターが、他のインテリアと併せて「KIRIHAKO」も提案していく。同モデルハウスでは、「KIRIHAKO」の販売開始に先駆けて、8月より「KIRIHAKO」のサンプル品や「KIRINOKA」の板材サンプルなど展示しており、顧客からの関心も高いという。

 インテリアコーディネーターによる顧客に向けた「KIRIHAKO」の提案開始は、23年1月の予定。受注生産・販売を見込む。同じく「KIRINOKA」と同様の塗装を施したサイドテーブル等の販売も計画している。サンプル品の展示は、販売中物件のモデルハウスに移行していく方針で、「フレーベスト新河岸 WA-plus」での展示は10月末までの予定。11月下旬に、埼玉県鳩ヶ谷市の戸建分譲住宅地のモデルハウスで展示を再開する。その後は、同県所沢市のモデルハウスでの展示を計画している。

 なお、「フレーベスト新河岸 WA-plus」は、東武東上線「新河岸」から徒歩11分。敷地面積110.03~154.82平方メートル、建物面積95.63~106.61平方メートル、販売価格は3,980~4,980万円。8月より販売を開始し、これまでの販売戸数は21棟。うち14棟が成約済み。現在販売中の7棟は、土地面積110.03~133.08平方メートル、建物面積96.75~106.61平方メートル。価格は4,350万~4,980万円。

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家具、たんす、下駄、琴、箱などの材料として使われる落葉高木樹。ゴマノハグサ科に属し、原産地は中国大陸とされる。

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