不動産ニュース / 政策・制度

2022/10/25

改正所有者不明土地法、11月1日に施行

 政府は25日、5月に公布された「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の一部を改正する法律」(改正所有者不明土地法)の施行期日を11月1日と定める政令および必要な政令の整備に関する政令を閣議決定した。公布は10月28日。

 必要な政令の整備に関しては、所有者不明土地を地域のために活用する「地域福利増進事業」の対象として認められる所有者不明土地の上に立つ朽廃建築物の基準を定めた。具体的には、建築物が本来の用途に供することができないほど、壁等の劣化が進んでいることや、築後年数が大臣の定める耐用年数を超えていること、とする。

 また、同事業の対象事業として「災害関連施設」「再生可能エネルギー発電設備」の種類等を定めた。「災害関連施設」とは、備蓄倉庫、非常用電気等の供給施設、貯水槽とする。また、「再生可能エネルギー発電設備」では、災害時に地域住民の等に電力供給することと定められた。

 このほか、改正法の施行に伴う所要の改正を実施する。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法

所有者不明土地の利用の円滑化や、土地の所有者の効果的な探索を図るために必要な措置を定めた法律。2018年に制定された。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。