業務支援システムの開発等を手掛ける（株）property technologiesは2日、不動産仲介会社向け業務支援クラウドサービス「HOMENET Pro（ホームネットプロ）」を発表。3日からサービスの受付を開始する。
同サービスは、AIを活用した超短時間での査定価格算出が特徴。システム画面で６項目のデータを入力すると、最短5秒で査定金額を表示。販売参考価格ではなく、同社傘下でマンションの買取再販を専門的に手掛ける（株）ホームネットが買い取る場合の価格の目安と算出して表示するのがポイント。「ホームネットも積極的に仕入れを行なっている。同社の買い取り基準価格を表示することで、当社グループの買取再販事業にもプラスの影響があると考えている」（同社代表取締役：濱中雄大氏）。
また、システム上で入力したデータ等を自動的に反映させた販売提案書の作成もできる。カラーやデザインを選択できるだけでなく、当該マンションの過去3年間の平均価格推移や、周辺半径2km以内の類似物件の情報等も合わせて資料化できるなど、仲介会社の現場の手間を削減する。
利用料金は1店舗・上限10アカウント当たり月額1万円。拠点・支店ごとの契約となる。プレ導入として、大手信託系流通会社が導入済み。来期中には導入1,000社を見込む。「まずはホームネットの取引先約2,000社に導入をアピールしていく、さらに全国の不動産会社や不動産買取業務に関連する士業事務所などにも活用を提案していく」（同氏）。
