不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/1

三菱地所、丸の内のイノベーション施設をリニューアル

 三菱地所(株)は1日、イノベーション施設「EGG JAPAN」(東京都千代田区)を「EGG」に改称、増床リニューアル・リブランディングを行ない再始動したと発表した。

 同社は2000年より、ベンチャー支援組織「丸の内フロンティア」を立ち上げ、07年に「EGG JAPAN」を開設。日本・海外の成長企業の事業拠点として運営してきた。今回のリニューアルを通じ、今後一層国内外の成長企業の集積を図り、新しい技術やビジネスを推進する企業間の協業・共創機会にあふれるまちとして、エリアの付加価値向上を目指す。

 施設全体を約1,900平方メートルから約2,300平方メートルに拡張。オフィスエリアは、約1,400平方メートルから約1,650平方メートルに拡張した。新たに会議室やソロワークブースを設置し、多様な働き方に対応する。イベントスペースは、収容人数を100名から130名に拡大し、音響機器も拡充。ラウンジスペースは約90平方メートルから約400平方メートルに拡大し、バーとカフェを併設したほか、フォンブースやワークスペースも設置した。

 これまでの「EGG JAPAN」には、「事業開発支援オフィス」と、同社が運営するインキュベーションビジネスクラブ「東京21cクラブ」の2つのスペース(施設)が包含されていた。今回のリブランディングを機に、東京21cクラブもオープンイノベーションコミュニティ「The M Cube」にリブランド。「EGG」=ハード(施設名称)、「The M Cube」=ソフト(丸の内における起業家・スタートアップ支援ネットワーク)と位置付けを変更し、「丸の内で働くハブ」の機能を強化していく。

 現在、「EGG」には24社(海外19社、国内5社)が入居。「The M Cube」には約500名の会員が属している。

採光を取り入れたオフィススペース(右)。会議室やソロワークブースを設置し、多様な働き方に対応する

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。