不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/22

広島に道の駅隣接型「地域経済活性化ホテル」開業

「フェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅」外観

 積水ハウス(株)とマリオット・インターナショナルは21日、ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅」(広島県世羅郡、客室数78室)を開業した。両者が推進する「Trip Base 道の駅プロジェクト」のホテルでは、10道府県22ヵ所目、広島県では初。

 「Trip Base 道の駅プロジェクト」は、「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに、地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済活性化を目指す地方創生事業。道の駅を拠点に「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」の提案を通し、地方創生の一助となることを目指している。

 同ホテルは、道の駅「世羅」に隣接し、広島県尾道市と島根県松江市を結ぶ「中国やまなみ街道」に位置。積水ハウスが約3,000平方メートルの敷地に鉄骨造3階建てのホテルを建設、マリオット・インターナショナルが運営する。

 1階には、ワーケーションなどに利用できる共用スペースやマーケットプレイス、工芸品や書物を展示するライブラリーを設置。食事や土産などは、道の駅をはじめとする地域の店舗を利用してもらうことで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計としている。朝食は、地域の特産品や名物料理を使用した「朝食ボックス」を用意する。

 客室は、3階にキング27室(アクセシブルルーム1室)、ツイン51室を用意。25平方メートルの広さを確保し、宿泊費は1泊1万4,520円から(2名利用、税・サービス料込み)。

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地方創生

明確な定義はないが、地域社会が持続するための政策をいう場合が多い。狭義には、「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて推進されている政策をさすこともある。

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