不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/1/26

アクセルラボ、新宿にスマートホームのショールーム

 (株)アクセルラボは26日、スマートホームを体感できるショールーム(東京都新宿区)を関係者に公開した。

 ショールームでは、同社が提供するスマートホームサービス「SpaceCore」と、約30種類のIoTデバイスを連携。アプリから照明やテレビ、エアコンなど複数の家電や住宅設備を作動させることができる。起床時や帰宅後など利用シーンに合わせ、ワンアクションですべての家電をONにしたり、一括コントロールすることも可能。Webカメラによる留守番中の子供やペット、一人暮らしの親の見守り機能も搭載した。自動受け取り型宅配BOXも設置し、実際に操作することができる。
 また、「SpaceCore」には、ZEHに対応した住宅内の電力消費量を可視化するHEMS機能を搭載しており、HEMS機能による電力の見える化をアプリ内で確認することが可能。

 また同日、2022年10月に仕様1.0版が発表されたスマートホーム標準規格「Matter」について、同社取締役/CTOの青木継孝氏が説明した。「Matter」とは、CSA(Connectivity Standard Alliance)が推進するスマートホームの共通規格で、メーカーやプラットフォームの枠を超え、IoT機器間のシームレスな通信が可能となる。利用者はプラットフォームを意識することなく、より便利にスマートホームを利用することができるようになる。

 現在、約550種類の製品やアプリが認証取得済みで、約150種類が認証取得待ちの状況。同氏は、「Matterにより、スマートホームは単なるホームコントロールから、暮らしや社会を変革する課題解決型のサービスへと発展するだろう」と予測している。同社はCSAに参画しており、Matter準拠のIoTゲートウェイとクラウドを開発し、連携デバイスを拡大していく考え。ショールームのデバイスも、今年9~10月をめどにMatterに対応させる。

スマートホームを体感できるショールーム(1LDK・約50平方メートル)
Webカメラで撮影された室内をアプリで確認できる

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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