不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/1/26

Z世代の住まい、2割が「浴槽不要」「テレビなし」

  不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、「Z世代のライフスタイルに関する調査」の結果を公表した。賃貸物件で一人暮らしをしているZ世代(17~26歳)400人を対象に、インターネット上でアンケートを実施。調査期間は2022年11月18~21日。

 価値観について6つの項目を並べ「そう思う」から「そう思わない」までの5段階で聞いたところ、「タイムパフォーマンス(タイパ)や効率性は重要だ」、「流行のものよりも自分がいいと思ったものを優先したい」、「ものを買う時、コスパ(質に対する価格の安さ)を重視する」の3項目は、約7割が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を選択。Z世代は、“時間やお金などのコストについてシビアに考える”価値観を持つことが分かった。

 情報収集の際に利用するツールは、1位が「GoogleやYahoo!等の検索サイト」(84.3%)。2~4位は「Twitter」(66.5%)、「YouTube」(64.5%)、「Instagram」(63.8%)とほぼ横並びで、5位の「TilTok」(19.5%)に差をつけた。最も信用するツールも、1位は「検索サイト」(70.9%)。2位は「Instagram」(15.2%)、3位は「Twitter」(8.0%)だった。

 住まいに関する価値観については、「隣人とはできるだけ顔を合わせたくない」(81.3%)、「ライフステージに応じて違った場所に住みたい」(64.3%)といった項目を5割以上が選択。「浴槽は必要ない」も2割以上が選択した。また、一人暮らしのZ世代のうち、2割以上が「テレビを持っていない」と回答。「掃除機を持っていない」は、26.2%に上った。

 重視する住まいの条件は、1位「通勤・通学に便利」(51.5%)、2位「間取り・広さ」(48.3%)、3位「スーパーマーケットが近い」(43.8%)。重視する住まいの設備は、1位「独立洗面台」(37.5%)、2位「モニタ付インターホン」(33.8%)、3位「インターネット無料」(33.0%)。

 オンライン取引については、「Webフォームからの入居申込」「電子サイン」はいずれも7割以上が、「オンライン接客」については5割以上が、「利用したい」「どちらかというと利用したい」と回答した。「便利そうだから」「最新のITツールを取り入れている会社こそ信頼性がある気がするから」といったコメントが目立った。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪