不動産ニュース / リフォーム

2023/1/27

池尻大橋の築古ビルをクリエイター拠点に/東急

 東急(株)は26日、研修施設等として使われていた築48年のビル「大橋会館」(東京都目黒区)を大規模リノベーションした複合施設を、2023年初夏に開業すると発表した。リノベーションの企画段階から地元で活躍するクリエイターを参画させることで、「池尻大橋らしいカルチャー」を感じられる施設を目指し、定期的なイベント開催等により、クリエイターと地域住民等との交流も活発化させていく。

 同ビルは東急田園都市線「池尻大橋」駅より徒歩5分に立地。延床面積約3,735平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建て。1階は飲食店舗のほか、クリエイター集団「CEKAI」による多目的スペースを設置し、作品展示、イベント、オリジナルプロダクトの販売等を行なう。
 2階・3階はシェアオフィスとし、個人から40人規模のチームまで、多様なワークスタイルに応じた執務空間を提供。展示会や撮影スペースとして貸し出す区画も備える。
 4・5階は、(株)Unitoが手掛ける「Re-rent Residencve(リレントレジデンス)」の3拠点目。ワークスペース、キッチン、リビング、ランドリーといった共用部を充実させたシェア型ホテルレジデンスで、長期滞在者が、滞在期間中でも利用しない日を第三者にホテルとして貸し出すことで、利用料金を外泊数に応じて減額する「リレント」システムを採用する。
 5階はプライベートサウナとし、施設を利用するクリエイター同士の交流を促す。

 また、池尻大橋エリアにおける交流拠点となることを目指し、1階エントランスには誰もが公園のように利用できる「コモン」(共用スペース)を配置。キッチンカーやマルシェ、ワークショップ等のイベントを定期的に開催することで、ネイバーフッド(地域住民、ワーカー、来街者などの地域に関わる人)とクリエイターの交流を生み出していく。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。