不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/1/30

アスベスト飛散防止、対策率95%超に

 国土交通省は27日、建築物防災週間(令和3年度春季)に実施した民間建築物における吹き付けアスベスト等飛散防止対策に関する調査結果を公表した。

 調査対象は、1956~89年に施工された民間の建築物のうち大規模(おおむね1,000平方メートル以上)の建築物。吹き付けアスベストおよびアスベスト含有吹き付けロックウールについて、地方公共団体から建築物所有者等に報告を求めた。

 調査対象建築物は全国に25万7,017棟(前年比4,118棟減)。調査報告があったのは24万7,573棟(同2,324棟減)で、このうちアスベスト等の吹き付けがされているという報告があったのは1万4,765棟(同195棟減)。指導によって対応済みの物件は1万2,108棟(同173棟減)、対応予定の物件は485棟(同71棟減)となった。

 この結果、露出してアスベスト等が吹き付けられていない物件は24万5,401棟(同2,373棟減)となり、アスベスト飛散防止対策の対応率は95.5%(同0.6ポイント増)まで拡大した。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

アスベスト

石綿(せきめん・いしわた)のこと。繊維質であるため紡績することができる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。