不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/2/27

住警器、10年で交換推奨「知らなかった」が70.1%

 (一社)日本火災報知機工業会が27日に発表した住宅用火災警報器(以下、住警器)に関する実態調査結果によると、表面のボタンを押す、もしくは紐を引き正常作動を確認するという住警器の点検方法を知っているか?と聞いたところ、「知っている」が35.4%、「知らない」が64%に。また「知っている」との回答者に点検頻度を聞いた結果、「年に1回以上」はわずか18.9%。「設置後に数回程度」が49.5%で、「点検したことがない」は17.4%を占めた。

 住警器の点検方法(表面のボタンを押す、もしくは紐を引き正常作動を確認)を知っているか?を質問したところ、「知っている」が35.4%、「知らない」が64%に。また「知っている」との回答者に点検頻度を聞いた結果、「年に1回以上」はわずか18.9%で、「設置後に数回程度」が49.5%で、「点検したことがない」は17.4%を占めた。

 住警器が10年を目安に交換することを消防庁が推奨していることに関する認知度については、「知らなかった」が70.1%と多数を占めた。この時期の質問の後に交換する意向を質問したところ、「早めに交換する」が20.5%となった。「そのうち交換する」(58.0%)、「交換しようとは思わない」(21.5%)との回答の理由を見ると、「まだ正常に作動していると思うから」が75.4%を占めた。

 なお調査は、2006年4月から11年3月の5年間に建てられた新築戸建て住宅在住者で住警器設置戸数が3個以上の計536名を対象に実施した。調査期間は2022年7月26日~8月8日。

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住宅用火災警報器

火災の発生をキャッチしてブザーや音声で知らせる装置をいい、すべての寝室と寝室のある階の階段には必ず設置しなければならない(スプリンクラーや自動火災警報設備が設置されているときは免除)。 また、市町村の火災予防条例で台所等への設置を義務付けている場合もある。

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