(一財)日本不動産研究所は15日、「住宅マーケットインデックス2022下期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した23区内の賃貸マンション・分譲マンション、それぞれ新築・既存(築10年)の事例データを、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析している。
1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区の新築では、大型が7,301円(前期比0.1%低下)、標準が5,184円(同1.2%上昇)、小型が4,554円(同0.1%上昇)。既存は大型6,531円(同0.3%低下)、標準4,738円(同1.1%上昇)、小型4,285円(同0.1%上昇)。新築および既存の標準、小型は共に上昇。標準は最高値を更新した。
東京23区の新築では、大型6,232円(同1.4%上昇)、標準3,665円(同0.4%上昇)、小型3,856円(同0.1%上昇)。既存では、大型5,579円(同1.3%上昇)、標準3,387円(同0.3%上昇)、小型3,628円(同0.1%低下)。
1平方メートル当たりのマンション価格では、都心5区の新築では、大型148万3,000円(同10.1%低下)、標準140万円(同6.6%低下)、小型178万6,000万円(同3.5%上昇)。既存が大型169万8,000円(同5.7%低下)、標準145万4,000万円(同9.7%上昇)、小型127万2,000円(同1.2%上昇)。中央区の選手村跡地の大量供給により、平均単価が押し下げられた結果、新築の大型・標準は前年比で大幅に低下した。
23区の新築は、大型が156万円(前期比0.8%上昇)、標準が124万5,000円(同5.7%上昇)、小型が133万7,000円(同2.4%上昇)。既存が大型122万9,000円(同10.6%低下)、標準が102万1,000万円(同3.7%上昇)、小型が106万円(同2.6%上昇)。新築は全タイプ、既存は大型を除き全タイプで上昇した。