不動産ニュース / 開発・分譲

2023/4/19

京田辺にマルチテナント型物流施設/CRE

「ロジスクエア京田辺A」完成予想図

 (株)シーアールイーは17日、マルチテナント型物流施設「ロジスクエア京田辺A」(京都府京田辺市)の着工を発表。

 開発地は、大住工業団地に隣接。府道22号線を経由して第二京阪道路と新名神高速道路の八幡京田辺JCTまで約3.5km、「八幡東」IC(上り)まで約3.5km、京奈和自動車道「田辺北」ICまで約1kmと、高速道路へのアクセスが良く広域道路の結節点として交通ネットワークの利便性が高い場所に位置する。
 敷地面積は6万6,253.76平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上4階建て、延床面積は15万5,878.19平方メートル。

 各階に大型車両が直接乗り入れできるランプウェイを上り専用・下り専用それぞれ2基ずつ設置。さらに両面トラックバースを備える。トラックバースには計224台の大型車が同時接車でき、また、30台分のトラック待機場も用意する。

 有効高さは1~3階で6.0m、4階で5.5m以上を確保。各階を4分割することで、最大16テナントの入居が可能な設計を採用している。最小区画は約1,819坪から。さらに事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場等の確保等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とする。

 アメニティでは、4階に売店などを併設した休憩室を3ヵ所用意。また施設内に共用棟を開設し、従業員やドライバー用の売店、カフェテリアを設け、今後開発するロジスクエア京田辺B棟と共用利用する。

 環境対策として、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の採用等を実施。BELS評価、ZEB、CASBEE-建築(新築)の認証を取得予定。さらに(株)エンバイオ C・エナジーによる太陽光発電システムの導入を予定しており、屋根に設置する太陽光パネルで発電した自然エネルギーは、同物件で自家消費する計画。

 同物件竣工後に「ロジスクエア京田辺B」も開発予定で、2棟を合わせると延べ面積は約24万平方メートル超となり、同社にとって関西エリアで最大の開発プロジェクトとなる。

 竣工は2025年2月25日の予定。

共用棟完成イメージ

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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