国土交通省は18日、「柔らかい区画整理の手引き」を策定した。
基盤整備が進んだ市街地では、点在する空き地・空き家への対策など、人口減少・高齢社会に適応したまちづくりを進めることが課題となっている。また、社会情勢の変化やライフスタイルの多様化に対応するため、公と民が連携しまちの価値と持続可能性を高める取り組みが求められている。
そうした中、既成概念にとらわれずに土地区画整理事業を柔軟に活用して市街地の再整備を進める「柔らかい区画整理」が効果的との考えから、同手引きを策定。「小規模な土地区画整理事業で活用しやすい手法」および「小規模な区画の再編・活用例」を紹介している。
具体的には2023年に創設された「都市再生区画整理事業地域生活拠点形成タイプ」といった支援制度や、諸規模な土地区画整理事業を連鎖的に実施しコミュニティを維持した事例等を紹介。
同省は、既成市街地における低未領地の活用等を目指す行政・実務者・地権者な等の取り組みでの活用されることを期待している。
手引きは同省ウェブサイトより入手可能。