不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/5/11

2期連続で経常最高益/住友不23年3月期

 住友不動産(株)は11日、2023年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~23年3月31日)は、売上高9,399億400万円(前期比0.1%増)、営業利益2,412億7,400万円(同3.2%増)、経常利益2,366億5,100万円(同5.1%増)、当期純利益1,619億2,500万円(同6.4%増)。経常利益は2期連続、当期純利益は10期連続で過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、光熱費等の管理費用は増加したが、前期竣工物件の通期稼働に加え、高級賃貸マンションが業績寄与。売上高4,253億6,800万円(同0.1%増)、営業利益1,656億9,300万円(同1.9%増)の増収増益。期末の既存ビル空室率は6.0%(同0.2ポイント上昇)となった。

 不動産販売事業は、売上高2,220億7,700万円(同5.0%減)、営業利益539億2,800万円(同6.8%増)。マンション・戸建て・宅地合わせた販売計上戸数は2,961戸(同643戸減)と減少したが、都心部の好採算物件が多く計上され増益となった。マンション契約戸数は3,702戸(同655戸増)。次期計上予定戸数(3,000戸)の約90%が契約済み。

 不動産流通事業は、仲介件数が3万4,906戸(同3,238戸減)となったが、取扱単価が上昇。売上高は751億700万円(同2.2%増)、営業利益200億3,000万円(同11.1%増)と売上高、営業利益とも2期連続過去最高を更新した。

 次期は、売上高9,700億円、営業利益2,550億円、経常利益2,500億円、当期純利益1,750億円を見込む。

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