不動産ニュース / 開発・分譲

2023/5/18

恵比寿でマンション建替事業/三井不レジ

建て替え後の「恵比寿フラワーホームマンション」イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)は、事業協力者として事業を推進 していた「恵比寿フラワーホームマンション建替え事業」( 東京都渋谷区、総戸数81戸)に着工した。

 従前の「恵比寿フラワーホーム」は1971年に竣工した総戸数34戸の借地権付き区分所有マンション。東京メトロ日比谷線・JR「恵比寿」駅徒歩2分に立地。敷地面積514平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上12階建て。給排水管やその他設備が老朽化し修繕費がかさむことや、旧耐震基準で設計されていることから耐震性不足の懸念があった。また、借地権の契約期限が近付き、底地権者は借地関係の解消と隣接地を含む共有資産の分割を希望するなどしたため、マンション建て替えの検討を開始。2021年3月に、マンション建替え円滑化法に基づく建替決議が成立した。

 建て替えに当たり、隣接地も本プロジェクトの隣接施行敷地と設定。建て替え後は、敷地面積651平方メートル。鉄筋コンクリート造地上15階地下1階建て分譲マンションとする。竣工は25年の予定。

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建替え決議

区分所有建物を建て替えることを決める決議をいう。 分譲マンションのような区分所有建物について、建物が著しく老朽化した場合や地震による大きな被害を受けた場合などには、建物を元の状態に戻すことが難しいケースや、経済的に見て建物を元の状態に戻すよりも建物全部を建て替えるほうがメリットの大きいケースがある。

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