不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/6/7

空き家所有者「3年以上放置」が6割

 (株)AS IT ISは6日、「空き家の実態と活用方法」の調査結果を発表した。3月24日から27日に、空き家を所有している人508人、空き家をリノベーション、リフォームして活用したことがある人509人を対象に調査した。

 空き家所有者に、空き家になってどれくらい経つのかを質問したところ、「10年より長い」が最多で22.2%。以下「~5年」(21.9%)、「~3年」(20.5%)と続き、全体の6割以上が、3年以上空き家をそのままにしていることが分かった。

 「今後、空き家に自身もしくは親族が暮らす予定はあるか」の質問では、8割以上が「ない」(80.9%)と回答。理由では「取り壊すにもお金がかかるので、先送りにしていた」「片付けが終わっていないから」「実家なので、なかなか売りにくい」など、片付けや費用の問題が目立った。

 空き家のこれからの予定については、「売却する(家+土地)」(38.0%)との回答がトップ。「特にない」(29.5%)、「リフォームする」(9.7%)と続いた。

 リノベーション/リフォームをしたことがある人に、リノベーション/リフォームをしようと思った理由について聞いたところ、「自分で住むため」(49.9%)がトップ。「売却するため」(39.7%)、「賃貸物件にするため」(29.7%)が続いた。リノベーション/リフォームを行った箇所については、「トイレ」(58.4%)、「風呂場」(56.0%)、「キッチン」(47.9%)の順に。

 リノベーション/リフォームにかけた金額は、「~300万円」(41.9%)が最も多く、次いで「~500万円」(29.5%)、「~100万円」(14.9%)。

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