ハウスコム(株)は7日、「Z世代による動画を参考にした部屋選び」調査と、「23年度の“部屋選び”~昨年比較~」調査の2つの結果を発表した。
「Z世代による動画を参考にした部屋選び」調査は、Z世代(調査時点で16~25歳の男女)を対象に1年以内(22年4月以降)に賃貸物件に引っ越した人、または今後1年以内(24年4月まで)に引っ越す予定の人、587人を対象に調査した。
「部屋選びの際に、物件紹介動画を参考にしたか」との問いでは、「参考にした」と回答した人は43.4%と4割以上に。部屋選びに「SNSいずれか」を利用した人では、67.0%と約7割にのぼった。また、「部屋選びに当たって物件紹介動画を参考にしたいか」との問いでは、「参考にしたいと思った」(53.5%)が半数以上となった。
「物件紹介動画を見たことをきっかけに取った行動」については、1位が「(動画を投稿している)不動産会社に実際に相談しに行った/ネットやメールで相談した」(42.7%)となり、4 割以上の人が不動産会社に行ったという結果に。2位は「不動産ポータルサイトで実際に近い物件の検索をした」(34.9%)。3位は「紹介されていたエリアを実際に見に行った」(26.3%)となり、4人に1人以上が動画で見つけた気になる部屋のあるエリアに、直接足を運んでいることが明らかになった。
一方、「23年度の“部屋選び”~昨年比較~」調査では、過去1年以内に賃貸物件に引っ越した、または1年以内(24年4月まで)に引っ越し予定の15~49歳の600人を対象に調査を実施。
「引っ越しをした(する予定の)賃貸物件のスペック」については、「間取り」のトップは昨年度と同様で「1K」(24.2%)。「階数」トップは「2階」(36.5%)だった。「家賃」は平均「7万5,215円」で、昨年より4,216円アップし、年代別では10歳代、20歳代で増加。30歳代、40歳代では減少した。
「部屋選びの際に重視する点」については、1位が「家賃」(74.7%)、2位が「最寄り駅までの距離」(56.3%)、3位が「最寄り駅の路線/交通アクセス(勤務先、学校、都心部に行きやすいか)」(55.5%)だった。