国土交通省は23日、福岡地所(株)、天神一丁目761プロジェクト(合)が申請していた「(仮称)天神ビジネスセンター2期プロジェクト」(福岡市中央区)を優良な民間都市再生事業計画として認定した。
同事業計画地は、都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域および特定都市再生緊急整備地域の“福岡都心地域”に位置。事業計画地を含む天神地区は、公共用地を活用した先導的な都市拠点。建築物等の建替更新を通じ、防災性を備えた高次の商業・業務などの集積地を形成することで、天神地区の再生および活性化につなげることが求められている。
同事業は、福岡市が主導する「天神ビッグバン」で掲げる中核事業に位置付けられている。同地区内においてインテリジェントビル(スマートビル)への建て替えを行ない、高質なオフィス・商業空間ならびに都市景観を形成。また、天神地下街へ接続する地下通路や、地上と地下を円滑につなぐ立体的な広場の整備により、地上・地下の歩行者ネットワークを強化し、同地区の回遊性向上を図る。
事業区域面積は5,152.70平方メートル。敷地面積約4,085.08平方メートル、延床面積約6万2,950.59平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上18階地下2階建ての建築物を新設する。
2023年10月1日に着工。26年6月30日に竣工する予定。