不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/7/20

上半期近畿圏マンション、平方メートル単価が最高値

 (株)不動産経済研究所は20日、2023年上半期(1~6月)および6月度の近畿圏新築分譲マンション市場動向を発表した。

 上半期の発売戸数は6,075戸(前年同期比15.9%減)。地域別では、大阪市部2,679戸(同5.2%減)、大阪府下952戸(同40.8%減)、神戸市部637戸(同9.6%減)、兵庫県下530戸(同10.6%減)、京都市部454戸(同42.2%減)、京都府下240戸(同80.5%増)、奈良県190戸(同37.7%増)、滋賀県363戸(同8.6%減)、和歌山県30戸(同28.6%減)だった。

 契約率は67.8%(同4.1ポイント低下)と、13年ぶりの70%割れとなった。1戸当たりの平均価格は4,774万円(同6.0%上昇)と、1992年(4,813万円)以来の高値。1平方メートル当たりの平均価格は78万7,000円(同2.6%上昇)と、73年の調査開始以来の最高値を記録した。即日完売物件は58戸で、発売戸数の1.0%。下半期は約1万1,000戸の発売を見込む。

 6月の発売戸数は1,384戸(前年同月比9.8%増)と、3ヵ月ぶりに前年同月を上回った。契約率は75.6%(同5.3ポイント上昇)。1戸当たりの平均価格は4,260万円(同3.7%下落)と、3ヵ月ぶりに下落。1平方メートル当たりの平均単価は79万9,000円(同6.5%上昇)と、2ヵ月ぶりに上昇した。

 即日完売物件は、「ジオ阿倍野松崎町グランフィール」1期7次(大阪府阿倍野区、1戸、平均1倍、最高1倍)など2物件6戸。月末時点の販売在庫数は3,281戸で、前月末比で124戸減少した。

 7月の販売戸数は1,500戸程度を見込む。

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