不動産ニュース / 開発・分譲

2023/7/21

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー、10月6日に開業

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」外観
「TOKYO NODE」内のメインホール「TOKYO NODE HALL」完成イメージ

 森ビル(株)は20日、2023年7月に竣工した複合施設「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を、10月6日に開業すると発表した。

 同社が開発を進める虎ノ門ヒルズは、開発区域面積約7.5ha。14年に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を起点に、「同 ビジネスタワー」(20年竣工)、「同 レジデンシャルタワー」(22年竣工)と開発を続け、(独)都市再生機構および東京地下鉄(株)(東京メトロ)が進める東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅等の交通インフラと一体的に整備してきた。

 今回開業する「同 ステーションタワー」は、東京メトロ「虎ノ門ヒルズ」駅直結。敷地面積約1万3,960平方メートル、延床面積約25万3,210平方メートル、地上49階地下4階建て。

 地下2階~地上7階は商業施設で、全70店舗で構成。地下2階に新設する駅前広場「ステーションアトリウム」直結の「T-MARKET」(全27店舗、約3,000平方メートル)では、国内セレクトショップ大手「べイクルーズ」がエリア初の大型セレクトショップを開設するほか、ビブグルマン獲得店や予約困難な人気店が集積するダイニングフロア、大型フィットネス等も揃える。
 1階、11~14階には、ハイアットホテルアンドリゾーツが東京初進出となる「アンバウンド コレクション by Hyatt」を(客室数205室)を開業。「街のホテル」をコンセプトに、まちに開かれたレストランやカフェ、ラウンジ等を備える。
 9・10階、15~44階のオフィスは、総貸付面積約10万7,000平方メートル、基準階面積約3,400平方メートル。フロア内の8ヵ所に、吹き抜け空間や上下階をつなぐ階段を設けた「マグネットゾーン」を整備し、ワーカー同士のコミュニケーションを促進していく。

 また、最上部(45~49階、一部8階)には、情報発信拠点「TOKYO NODE」を整備。メインホール「TOKYO NODE HALL」のほか、360度映像投影が可能な「TOKYO NODE GALLERY A」、約1,020平方メートルの大空間「TOKYO NODE GALLERY B」などを配置する。そのほか、ミシュランシェフが手掛けるコンセプトレストランを含む4つの飲食施設や、XRライブ配信が可能なボリュメトリックススタジオ等を備えた共創空間「TOKYO NODE LAB」等を設け、ビジネス・アート・エンターテイメント・テクノロジーなど、さまざまな領域を超えたコラボレーションを創出していく。

 併せて、桜田通り上にかかる幅員20mの大規模歩行者デッキ「T-デッキ」も整備し、エリア全体のさらなる回遊性の向上、にぎわい創出を図っていく狙い。

 同施設の開業により、虎ノ門ヒルズは、区域面積約7.5ha、延床面積約79万2,000平方メートル、オフィス面積約30万5,000平方メートル、住宅戸数約730戸、店舗面積約2万6,200平方メートル、店舗数約170店舗、ホテル客室数約170店舗まで拡大する。

地下2階に新設する駅前広場「ステーションアトリウム」に直結する「T-MARKET」完成イメージ
オフィスフロアに設ける「マグネットゾーン」完成イメージ

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