不動産ニュース / 開発・分譲

2024/1/10

ベトナムで物流倉庫2棟を竣工/阪急阪神不ほか

「セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)」外観

 阪急阪神不動産(株)と(株)シーアールイーは10日、ベトナムで物流倉庫「セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)」および「セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)」を竣工したと発表した。

 シンガポールで都市開発を手掛けるSembcorp Development Ltd.と共同で、物流不動産事業への投資を行なうSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(SIS)に出資し展開している事業。同様のスキームでベトナム北部でも物流倉庫を開発しており、今回の2物件の竣工により、SISを通じて運営する物流倉庫は計10棟・総賃貸面積約13万平方メートルとなった。

 「セムコープ ロジスティクスパーク(クアンガイ)」は、ベトナム中部のVSIPクアンガイ工業団地に位置。敷地面積約6万100平方メートル。建物は平屋建て、3棟で構成。賃貸面積は約3万3,600平方メートル。2022年12月2日に着工し、23年10月21日に竣工した。

 「セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)」は、ベトナム中部のVSIPゲアン工業団地内に位置。同エリアでは、23年9月にハノイ市と通じる高速道路が開通しており、物流拠点としての魅力が高まっている。敷地面積約6万8,200平方メートル。建物は平屋建て、3棟で構成。賃貸面積は約3万9,400平方メートル。22年12月2日に着工し、23年12月27日に竣工した。

 両物件とも、1平方メートル当たりの床荷重は2.0t。1区画の賃貸面積は約3,000~5,000平方メートルで、各区画の中に約200~300平方メートルの事務所スペースを設置する。環境への配慮として、全館LED照明を採用。ベトナム・グリーン・ビルディング協会の環境性能評価システム「LOTUS SILVER」の認証を取得した。

「セムコープ ロジスティクスパーク(ゲアン)」外観

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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