不動産ニュース / 開発・分譲

2024/1/25

横浜・井土ヶ谷で建て替えPJの第2弾/KJK

「フロール横浜井土ヶ谷」外観

 神奈川県住宅供給公社は25日、賃貸住宅「フロール横浜井土ヶ谷」(横浜市南区、総戸数130戸)の竣工に伴い、プレス向け見学会を開催した。

 新しい公社の賃貸「YOKOHAMA PROJECT」として、横浜市内の3物件を建て替えるプロジェクトの第2弾。
 同物件は、京浜急行本線「井土ヶ谷」駅徒歩約9分、横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田」駅徒歩約9分に位置。敷地面積3,924.86平方メートル、延床面積7,190.35平方メートル。「横浜井土ヶ谷共同ビル」(1971年築・地上11階建て)を、鉄筋コンクリート造地上7階建ての賃貸住宅に建て替えた。設計・監理・施工は(株)長谷工コーポレーション。

 1階の共用部には、ワーキングスペースやイベントに利用可能なシェアラウンジを設置。エントランス前のスペースは、子供の遊び場や入居者同士のコミュニケーションの場として利用できるコミュニティテラスとした。入居者専用の喫煙専用室、24時間ゴミ捨て可能な屋内ゴミ置き場、リモートワークや勉強などに利用できる1人用の個室を用意。52台分の平置き駐車場、屋根付きのバイク置き場(大区画6台、小区画15台)、自転車置き場(1段スライド式134台、前輪ラック式35台)のほか、マンホールトイレや防潮板、非常用飲用水生成システムを備えた防災倉庫も設置している。

 間取りは、ワンルームタイプから3LDKまで全11タイプを用意。専有面積は34.41~65.10平方メートル。各住戸にウォークインクロゼットやシューズインクロゼットを設置し、タイプに応じて廊下に面した物入、インナートランク、吊戸棚などを設け、豊富な収納スペースを確保している。可動間仕切りで、ライフスタイルに合わせた間取りの変更も可能。
 電気式浴室暖房換気乾燥機、室内用物干掛け、システムキッチンなどを設備。靴の脱ぎ履きに便利な開閉式ベンチや、玄関ドアを閉めたまま玄関に風と光を取り込むことができる「通風採光機能付き玄関枠」も取り付けた。

 賃料は8万9,600~16万6,000円。130戸のうち、建て替え後の移転者用住戸が52戸。残り78戸の入居者を1月中旬より1週間限定で公募し、すでに約60戸の入居が決定している。希望者が多かった住戸については抽選を行ない、最高倍率は23倍だったという。
 入居開始は3月の予定。

 なお、第1弾は「フロール横浜三ツ沢」(横浜市神奈川区、総戸数97戸)で、現在申し込みを受付中。第3弾の「フロール横濱関内」(横浜市中区、総戸数83戸)は、2月7日より申し込みを受け付ける。

1LDKの住戸。豊富な収納スペースを備える
玄関ドアには「通風採光機能付き玄関枠」を取り付けた

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リモートワーク

従業員が、情報システムを利用して自宅など職場以外の場所で勤務すること。英語のremote working(リモート ワーキング)である。

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