不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/5

長谷工、分譲マンションの新たな間取り提案

背面支持金物を使った壁面家具の提案(左)と廊下を拡幅し収納を設けた提案(右)。壁は下地処理されており、ビーフィットシェルフ以外の棚板等の取り付けもできる

 (株)長谷工コーポレーションは5日、分譲マンションの新しい間取り「Be⁻Fit」を開発したと発表した。今後、同社グループが分譲するマンションへの導入を皮切りに、同社が設計施工するマンションの事業主にも提案し、採用を増やしていく。

 分譲マンションの居住面積が縮小傾向にある一方で、ユーザーニーズの多様化で使い方を限定しない住空間のニーズが高まっていることから、間取りに制限されないより自由度の高い居室利用ができる空間を提案する。

 アウトフレーム構造を採用し、居室を整形とすることで、レイアウトがしやすい空間とした上で、各居室の収納を廃し、家族全員の収納を1ヵ所に集めた「ラージストレージ」を設置する。また、各居室には収納の代わりにユーザーが自由な空間にできるスペース「フィットゾーン」を設ける。廊下幅を広げて、廊下にもフィットゾーンを設置する。

 フィットゾーンとラージストレージの壁は、釘等が打てるよう下地施工済みか、幅を統一した背面支持金物が施工してある。金物に棚板(ビーフィットシェルフ)を取り付けることで、クローゼット、プレイスペース、テレワークスペースなどにあった壁面家具を自由にレイアウトできる。さまざまな活用法やライフスタイルに合わせた空間をモデルルームで提案。家具設置費用等は、住宅ローンに組み込める。

 同提案は、グループ会社の総合地所(株)と三交不動産(株)が分譲する「ルネ松戸みのり台」(千葉県松戸市、総戸数173戸)と(株)長谷工不動産が分譲する「ブランシエラ川崎大島」(川崎市川崎区、総戸数104戸)を皮切りに、提案を進めていく。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。