不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/6

NTTUD、御堂筋沿いにウェルネスオフィスを竣工

「アーバンネット御堂筋ビル」外観

 NTT都市開発(株)は6日、「アーバンネット御堂筋ビル」(大阪市中央区)の竣工を発表した。

 同ビルは大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩4分、同「本町」駅徒歩3分の御堂筋沿いに立地。敷地面積は約2,770平方メートル。建物は鉄骨造(コンクリート充填鋼管構造)一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造の地上21階地下2階建て、延床面積は約4万2,425平方メートル、賃貸オフィス面積は約2万3,244平方メートル、建物高さは100.0m。

 「Well-being×ICTによる新しい働き方の発信地」がコンセプト。国際基準のウェルビーイング認証を取得する高規格オフィスとして、企業の健康経営をサポートするのに加え、共用スペースの充実とICT活用を通じて生産性向上を支援する。

 専有オフィス部分は4~10階が約1,489平方メートル、12~20階が約1,346平方メートルで、それぞれ最小約120平方メートルに分割可能。専有部以外にも入居者のみが利用できるラウンジやテラス、短時間睡眠ができるナップルームなど、バリエーションに富んだ共用施設を設け、ABWの支援やワーカーのリフレッシュに役立てる。

 1階エントランスホールや屋外空間は、御堂筋とつながる空間として、キッチンカーの設置や演奏会・マルシェといったイベントを開催してエリアのにぎわい向上に寄与していく。3階には、一般利用可能な約300人収容のホールも整備した。

 独自のワーカー専用アプリ「tocoto」も採用。共用施設の予約や屋上テラスの混雑状況などを確認でき自由な場所でワークしやすくしている。また、タッチレス入館システムや、ロボットによるビル管理運営業務の効率化など、さまざまなICT活用の仕掛けも導入している。

 省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクである五つ星と、ZEB Ready認証も取得するなど、環境面においても配慮している。このほか、制震構造の採用による災害時の被害最小化や、2回線受電による電力安定化、非常用発電機の設置など、BCP対策も充実させた。

 6月中旬のグランドオープンを予定している。

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