三菱地所(株)と(株)TBSホールディングスは13日、「赤坂二・六丁目地区開発計画」(東京都港区)の新築工事に着手した。
同計画は、2021年11月に国家戦略特区の認定を、24年2月に国土交通大臣より民間都市再生事業計画として認定を受けている。
東京メトロ千代田線「赤坂」駅に直結。敷地面積約8,762平方メートルの東街区には、地上40階地下4階建て、延床面積約16万7,650平方メートルの建物を、敷地面積約5,415平方メートルの西街区には、地上18階地下3階建て、延床面積は約3万8,150平方メートルの建物を建設する。
駅前空間や広場を整備。 広場にはイベント開催やオープンカフェの設置等により、 駅にいてもまちのにぎわいを感じられるような空間としていく。 また、 空港リムジンバスや観光周遊バスが乗り入れる乗降場も整備すると共に、インフォメーション機能も設けて交通情報やまちのイベント等の発信も行なう。
事務所、店舗などで構成する東街区には、クリエーターやスタートアップ企業と赤坂エリア周辺の大企業との交流を促進する場となる、約1,000平方メートルのインキュベーション施設を開設する。西街区には、約1万1,000平方メートルの劇場ホールや国際水準のハイグレードなホテルを整備する。
650人の収容が可能な帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設や、防災備蓄倉庫、屋外には災害時の一時待機場所も用意する。
全体竣工は28年10月末の予定。