三井不動産(株)は20日、マルチテナント型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)名古屋岩倉」(愛知県岩倉市)を15日に竣工したと発表した。
名神高速道路「一宮IC」、名古屋高速一宮線「西春IC」に近接。広域配送に優れた交通環境となる。また、首都圏と関西圏をつなぐ「中継輸送」拠点として優れた立地である他、中部圏の内陸部の産業集積地である尾張北部地区への配送にも適している。
敷地面積は約3万5,121平方メートル。建物はRCS造(柱:鉄筋コンクリート造、梁鉄骨造)地上4階建て。延床面積は約5万9,860平方メートル。
各階のフロアプレートは最大約1万4,000平方メートル。ランプ方式を採用し、4階バース前に奥行き5.4mの大型の庇を完備し、風雨の際の作業効率を高める。倉庫面積は最小約2,000平方メートルから使用可能で、顧客のニーズに柔軟に対応できるようにした。また、72時間非常用発電設備と備蓄倉庫を完備。有事の際の入居テナントの事業継続をサポートする。
さらに地域に開かれた施設として防災拠点・憩いの場を整備。隣接する五条川の散策者が憩えるスペース(自主管理公園)や地域住民が利用できる会議室、災害時の拠点となる「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」等も整備した。
中部圏での同社の物流施設は4件目。なお同日、中部圏5件目となる「MFLP一宮」も着工している。