ピタットハウスネットワーク(株)は21日、提携する不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」の2024年度全国大会を、グランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で開催。約80社・約140名が参加した。
スターツSEAネットワーク事務局・事務局長の新田 望氏が、23年度の活動報告と24年度の方針について発表。スターツグループからSEAネットワーク会員に送客した社宅代行送客数は1万3,431件(前年度比859件増)、成約数は4,247件(同178件)と増加したが、成約率は31.62%(同0.75%減)にとどまった。SEAネットワーク会員は、全国178社・1,432店舗(同2社・同66店舗増)。
「22年度は送客数が107%、成約数が104%と目標を達成したが、成約率は目標の35%に届かなかった。SEA会員の代表者と直接コミュニケーションを取ったり、会員ページを充実させ有益な情報を分かりやすく伝えたりするなど、課題点を改善して成約率35%達成を目指す。サードライフ事業部による高齢者施設の紹介にも注力していく」(新田氏)。
24年度は、会員ごとに専任の事務局担当を配置し、直接的な案件紹介やサービス紹介を行なう「SEA会員担当制」を引き続き推進する。全国4ヵ所でのベンチマークを実施する予定。スターツグループ間でのビジネス連携強化も図っていく。
引き続き、スターツコーポレーション(株)代表取締役社長の磯﨑一雄氏が、ここまでのSEAネットワークの歩みについて説明。「初年度の04年は会員社数93社・会員店舗数270店舗からのスタートだったが、10年目の14年には会員社数が約1.2倍、店舗数が約1.6倍に拡大。そして現在は、会員社数は14年から約1.6倍増え、店舗数は約3.3倍増となっている。これもネットワークを構成する皆さまのおかげ」と話した。
なお、社宅管理戸数は12万1,243戸、代行企業数は459社。