国土交通省は13日、三菱地所(株)が申請していた「(仮称)天神1‐7計画」(福岡市中央区)を優良な民間都市再生事業計画として認定した。
計画地は、都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域および特定都市再生緊急整備地域の“福岡都心地域”に位置。福岡市が主導する「天神ビッグバン」の中核事業の一環としてMICE機能を備えたホテルをはじめ、ハイグレード業務・商業等の複合計画により、地区の機能強化に寄与する。
事業区域面積約6,744平方メートルの敷地に、鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下4階建ての建物を建設する。延床面積は約7万3,958平方メートル。公開空地や貫通道路の確保や、周辺道路の高質化、周辺建物や地下街との接続等による地上・地下の歩行者ネットワークを拡充。さらに高度な耐震性能や備蓄施設の確保等による防災性の向上、再生可能エネルギー・木材活用等による環境負荷低減の実現を通じて都市再生に貢献する。
2024年5月15日に着工。26年12月31日に竣工する予定。