不動産ニュース / 開発・分譲

2024/6/20

フージャース、蘇我で分譲M・シニアMの一体開発

「デュオヒルズ蘇我ザ・スカイ」完成予想モデル。約15mのヒルトップに位置しており、最上階は15階建て相当の眺望が楽しめる
通常はバルコニーとする部分をリビングに組み込んだ「Soraリビング」。コーナーサッシにより、より開放的なリビングに

 (株)フージャースコーポレーションは20日、大栄不動産(株)と共同で開発中の分譲マンション「デュオヒルズ蘇我ザ・スカイ」(千葉市中央区、総戸数263戸)のモデルルームを報道陣に公開した。同社創業30周年記念プロジェクトとして、シニア向け分譲マンション「デュオセーヌ千葉蘇我」(総戸数144戸)と一体開発する。

 同物件は、JR京葉線他「蘇我」駅徒歩11分、京成千原線「千葉寺」駅徒歩8分に立地。隣接する「デュオセーヌ」を含めた約2.1haの開発地は、JFEの研修所跡地。周囲は戸建住宅が立ち並ぶ15mの高台。「デュオヒルズ」は敷地の東南西面に弓型に4棟を配棟。その北側に「デュオセーヌ」が建設される。施工は(株)長谷工コーポレーション。竣工は、2026年2月下旬予定。

 「デュオヒルズ」は、鉄筋コンクリート造地上9階建て。共用施設として、2つのラウンジ、テラス、スカイデッキ、遊歩道、防災倉庫などを用意。住戸は、東・南向き15スパン、南・西向き23スパン。2LDK~4LDK、専有面積約62~85平方メートル。直床二重天井、天井高2,400mm。食洗器、ディスポーザーなどが標準。

 バルコニーは全戸ガラス手すりとして高台の採光と眺望を取り込むほか、角住戸の一部にはバルコニーに隣接しマルチスペースを設けた「Re:Room」プランや、バルコニー部分にリビングを拡張した「Soraリビング」を用意。シンクとコンロを分離し、それぞれに調理スペースを設けた「Fitキッチン」は82戸に設定。一部住戸を除き、洗面所に洗濯家事スペース「Arauラック」を設置している。1階住戸には、100平方メートル以上の専用庭付きプランも用意した。

 4月1日にホームページをオープン。これまで500件超のエントリーを受け付けた。22日にモデルルームをオープンする。すでに100組以上の来場希望がある。1期は8月下旬登録受付開始予定で、50戸超を販売する予定。販売予定価格は3,900万円台~6,400万円台。最多価格帯4,500万円台。坪単価は約230万円。反響の7割が地元中央区在住者で、85%が千葉市内在住者。30~40歳代のファミリー層がメイン。専有面積の広さと価格のバランス、「Re:Room」や「Fitキッチン」などの同社オリジナルプランが評価されている。

 なお、「デュオセーヌ」も29日にモデルルームをオープン。本格的な販売活動に入る。

シンクとコンロそれぞれに調理スペースを設け、縦長のLDKに並行して設置することで、開放感と作業効率を高める「Fitキッチン」
洗面所の洗濯機置場横に設けた「Arauラック」は、作業台とハンガー、棚が一体となった洗濯家事スペース

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