不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/7/1

リフォーム経験者、相見積もりを取っていない人が半数超

 あなぶきデジタルサービス(株)は28日、リフォーム経験者を対象にしたアンケート調査結果を公表した。実際にリフォームをしたことのある30歳以上の男女1,994人を調査した。調査期間は5月10~21日。

 リフォーム会社や工務店などの事業者を選ぶときに困ったことを聞いたところ、「費用の相場が分からなかった」(1,430人)が約7割を占め、1位に。2位は「自分に合う事業者か判断が難しかった」(714人)。

 リフォームの見積もりを何社から取ったかの質問では、「1社」が57.9%、「2~3社」が38.2%、「4社以上」が3.9%と、費用の相場を把握せずに契約している人が半数を超えている実態がうかがえた。なお、見積もりを1社のみで済ませた人では、「複数の会社に見積もりをしてもらう方がいい」「もっと、いろいろな業者の見積もりを調べるべきだった」といった後悔のコメントが複数見られた。

 見積もり会社の数別にリフォーム満足度を調査したところ、「不満」「やや不満」との回答割合が最も多かったのは見積もり社数が4社以上のケースで、次いで「1社」だった。同社では、「4社以上だと比較検討が大変になり、かえって負担になってしまったことがうかがえる」と分析している。不満だと感じた人の割合が最も少なかったのは2~3社に見積もりを依頼した人だった。

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