片町四番組海側地区市街地再開発準備組合と、「片町四番組海側地区第一種市街地再開発事業」(石川県金沢市)の事業協力者および参加組合員予定者の野村不動産(株)は2日、同事業が同市より都市計画決定の告示を受けたと発表した。告示は1日付。
計画地は、「金沢」駅から2kmほど離れた同市の中心市街地に位置。周辺には兼六園や武家屋敷等の歴史文化遺産、飲食店街が存在するなど、都市資産の集積したポテンシャルの高い地区だが、建物の老朽化や地域内の回遊性、中心市街地のにぎわい拠点整備が課題となっていた。そこで、2015年から同市や地権者による議論が始まり、19年には同社が参画。同事業の検討を進めてきた。
施工区域面積約0.4ha、建築面積約2,300平方メートルに、延床面積約1万8,000平方メートル、商業・住宅・ホテル駐車場等用途の多機能複合施設の整備を計画する。空地やテラス、歩行者空間も整え、地域内の回遊性の向上やまちのにぎわい創出を図る。
25年度に再開発組合設立認可、26年度に権利変換計画認可、27年度に解体・新築工事着手、30年度に竣工を目指す。