住友林業(株)は8日、米国コロラド州で3階建て純木造賃貸用集合住宅「Vista Highland」(総戸数297戸)を東京建物(株)と共同で開発すると明らかにした。
両社の協業は2回目。現地大手ディベロッパーのフェアフィールド・レジデンシャル・ホールディングスとの共同開発で、総事業費は約184億円。両社が双方の現地完全子会社を通じて組成したJVと、フェアフィールド社が共同出資する特別目的会社が開発主体となる。開発全体の調整・とりまとめは住友林業100%子会社のSFCアセットマネジメント(株)が担当。
開発地は、同州の州都デンバー市中心部から北に約30kmに位置するブルームフィールド市内。デンバー市に近く、住宅価格も手ごろなため安定的な住宅需要が期待できるエリアだという。同物件はテクノロジーや医療、近隣企業が集積した同市中心部まで車で約15分、デンバー中心部まで同30分。デンバー国際空港にも同20分と交通利便性にも優れている。
建物は木造枠組み壁工法で、規格材を使うことでコストを抑制していく。賃貸床面積は2万3,871.72平方メートル。2024年8月に着工し、26年9月に竣工予定。工事完了部分から順次賃貸を開始していく予定。